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舛添要一 と弁護士が演じた「茶番劇」その安っぽいシナリオとは?

      2016/06/13

      

舛添要一東京都知事の政治資金問題について”第三者の厳しい目”によりきちんと精査され、記者会見が開かれました。

結果は「不適切だが違法性はない」とのこと。

2人のヤメ検弁護士が同席し、調査結果について説明。「シルクの中国服は、筆の滑りがスムーズになり、説得力があり、適切だと判断した」など、突っ込みどころ満載で、時に弁護士が逆ギレするなど、バカバカし過ぎて、見せ物としては面白い会見となり、会見で繰り返された「違法ではないが一部不適切」で、ネット上で大喜利が始まってしまう程でしたが、説明責任の面から見ると、全く持って、意味のない会見となりました。

この会見後、ネット上では「茶番劇」「出来レース」などの声が多数上がっていましたが、まさにその通り。

私達は、おじさん3人が演じた、監督・脚本「晴海共和法律事務所」の茶番劇を見せられただけなのです。

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2人のヤメ検弁護士

 

【佐々木善三弁護士】

佐々木善三氏は、中央大学法学部を卒業後、司法試験に合格し、司法修習を経て検事となりました。東京地検特捜部という、検察の花形ポストも経験し、大物政治家や企業の汚職事件を次々と暴いていったといいます。

順調に出世を重ねたものの「検視正」までしかいけず、2013年に退官。かつての「敵」であった政治家や大企業の味方に翻り、古巣を相手に戦う道を選び、弁護士として晴海共和法律事務所に所属。

佐々木善三氏は、狙った獲物は絶対に逃がさないことから「マムシの善三」と異名がつくほど優秀な検事だったようですが、検事の世界も出世をするには「政治力」が必要で、佐々木善三氏は、お世辞にも世渡りが上手なタイプではなかったようです。

出世の道を歩むのは東大法学部卒の世渡り上手な検事たちのみ。それならば、かつての敵を弁護して、大金を稼いでやろうではないかと思ったのではないでしょうか。

そんな佐々木善三氏が担当した案件と言えば、小渕優子氏や猪瀬直樹氏の案件です。

この2つの案件とも、今回のように甘い調査結果を公表し、違法性はないと述べています。

 

【森本哲也弁護士】

森本哲也氏もヤメ検ですが、最初のキャリアは弁護士からスタートしています。法曹三職(裁判官、検事、弁護士)は、基本的には転職が可能なのですが、弁護士から検事や裁判官になることは非常に稀なケースです。

森本哲也氏は、一度弁護士事務所で修行を積んで、海外に留学。その後、現在の晴海協和法律事務所に戻ってきましたが、しばらくして検事になっています。

その後、また同事務所に弁護士として戻ってきています。

経歴だけみれば、晴海共和法律事務所でヤメ検として腕をふるうために、検事の経験を積んだかのようにみえるのですが、実際はどうなのでしょうか?

森本哲也氏は、これまでに東京オリンピックのエンブレムの選定委員会の選定方法の外部調査委員会などを担当しています。

留学期間や検察として働いていた期間もあり、これまでのところで注目されるような大きな案件はその一つしかありません。

 

【晴海協和法律事務所】

2人が所属している晴海協和法律事務所は、業務内容として一般的な相続や離婚の手続きなども掲げているが、もっぱら企業法務に強みを持つ事務所です。どちらかといえば、大企業などの強者の弁護に強みを持っています。

こうした事務所には、企業の不正や政治資金ついての弁護が持ち込まれます。いわゆるビジネスロイヤーです。

そして、こうした案件は、普通の民事や刑事の弁護とは比べ物にならない程お金になります。

だから、検察の手口を良く知った弁護士、ヤメ検弁護士が必要なのです。

間違いなくこの法律事務所には、私達がテレビドラマで見ているような、人情弁護士はいないでしょう。

 

「違法ではないが一部不適切」劇場

舛添要一東京都知事の政治資金疑惑は、法律的のみに解釈すればどう転んでも「違法ではない」という結果に落ち着く事は皆分かっていました。その中で、私達が期待した事は、どれだけ舛添要一氏の都知事としての資質を断ずることができるかと言うところでだったのです。

そんな中、会見では佐々木善三氏は、完全に舛添擁護の姿勢を見せていましたが、森本哲也氏に関しては「不適切と言わざるを得ない」とはっきり断じていました。

その姿に、一部では森本哲也氏を評価する声もあったようです。

しかし、この会見は晴海協和法律事務所の筋書き通り演じた、寸劇なのです。

この法律事務所全体としては、舛添要一氏からお金をもらっている以上、全面的に彼を断罪することはできません。

そこで、佐々木善三氏がヒールに回り、舛添を擁護するように、時には自分が逆ギレを演じて、悪役を買います。

一方、対照的に森本哲也氏は、あくまで舛添要一氏を厳しく批判します。こうすれば、会見での印象のバランスが取れるのです。

こうすることで、舛添要一氏への批判が、佐々木善三氏とうまく分散されるうえに、都民は森本哲也氏が断罪してくれたことで少しスッキリする。そういった落とし所を、晴海協和法律事務所と舛添要一氏で探り、シナリオを書いたのだと思われます。

しかも、森本哲也氏が舛添要一氏をはっきりと断罪することで、彼の名前も売ることができますし、批判された佐々木善三氏は、そもそも一般人の評価など自分の仕事には何の影響も出ません。

私達の知らない黒い世界では、事務所の株も上がるのです。

しかし、結果は思惑通りにはいかなかったようです。

脚本が悪かったのか、はたまた役者が悪かったのか・・・・・。

都議会でも責任追及が始まっていますが、もう無駄な抵抗はやめて、潔く身を引くことをお勧めします。

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