LADYMAGA

「小4男児死亡事件」殴った児童は児相でどんな処罰を受けるのか?#東京都足立区の区立小学校

      2016/05/28

      

4月に東京都足立区の区立小学校で同級生に殴られて意識不明の重体になっていた4年生の男子児童(9歳)が5月25日の朝に亡くなったことが、報道されました。

報道によりますと、男子児童は4月14日午後、廊下でぞうきんを投げ合っていた同級生の男児(9歳)とけんかになり、腹や背中を殴られたといいます。その後、泣きながら自分の席に戻り、そのまま意識を失い、病院に搬送された後も意識不明の状態が続いていたようです。少年事件課は4月、殴った男児を傷害の非行内容で児童相談所に通告したという事です。

スポンサードリンク

殴った児童はどんな処罰を受けるのか?

記事には「殴った男児を傷害の非行内容で児童相談所に通告した」とありますが、具体的にこの児童は児童相談所に通告された後、どのような処罰を受けるのでしょうか?

実は「刑法」第41条で、「14歳に満たない者の行為は、罰しない。」と規定されており、刑罰は受けません。

警察は児童相談所への通告が義務づけられています。

児童相談所とは、「児童福祉法」第12条に基づき、各都道府県に設けられた児童福祉の専門機関で、0歳から17歳の者を対象に以下のような業務を行っています。(児童福祉法11条の2)

・児童に関するさまざまな問題について、家庭や学校などからの相談に応じる。
・児童及びその家庭につき、必要な調査並びに医学的、心理学的、教育学的、社会学的及び精神保健上の判定を行う。
・児童及びその保護者につき、上記の調査又は判定に基づいて必要な指導を行う。
・児童の一時保護を行う。

通告を受けた児童相談所は、以下のような措置を取ります。

・児童、または保護者に訓戒を加え、または誓約書を提出させる。
・児童、または保護者を児童福祉司、または児童委員に指導させる。
・児童を、里親もしくは保護受託者に委託し、または児童施設等に入所させる。(保護者のいない児童、または保護者に監護させることが不適当だと認められる児童の場合)
・14歳未満でも、家庭裁判所の審判に付することが適当だと認められる児童は、家庭裁判所に送致する。(都道府県知事、または児童相談所長から送致を受けた場合など)

もし、家庭裁判所に装置され、審判開始決定が出れば、保護処分について判断されます。
その結果、不処分・保護観察所の保護観察に付する・児童自立支援施設又は児童養護施設に送致する、のいづれかになります。

例外として、少年院に送られる場合もありますが、よほど凶悪な犯罪でない限りはないでしょう。

スポンサードリンク

 

また、民事で争う場合でも責任能力については、民法の不法行為という意味では、12〜13才程度とされていますので、殴った男児自身の責任能力は問えないかもしれません。

しかし、相手方の親権者等に対しては請求等の余地がありますし、学校側などに対しても責任追及は可能です。

 - news