LADYMAGA

熊本地震 「今後、日向灘地震に注意」地震予知連絡会で報告

      2016/05/28

      

4月14日と16日に熊本で発生した大地震。この熊本地震を「引き金」に、日向灘地震が発生する可能性も否定できないとして、名古屋大学の山岡耕春教授(地震学)は5月18日に行われた地震予知連絡会で、警戒を呼びかけました。

スポンサードリンク

日向灘とは

日向灘は宮崎県の東側、鹿児島県の北東、高知県の南西に位置しています。宮崎ブルーと称される美しい海と、新鮮な魚介類が豊富に取れる場所としても知られています。

日向灘は南海トラフ海域の西方に位置しており、将来、想定されている南海トラフ大地震の震源域にも含まれています。

日向灘地震 場所

 

日向灘地震に警戒呼びかけ

山岡教授は、九州内陸で地震が頻発するのとほぼ同時期に、宮崎県沖の日向灘で大きな地震が起きていたとする過去の地震を分析。

1900年以降に日向灘で発生したマグニチュード(M)6.8より大きな地震と、九州内陸で起きたM5.0より大きな地震の関係を調べ、その結果、日向灘地震の前後半年間に、九州内陸の地震が集中的に増えていたことが分かったというのです。

日向灘地震は、フィリピン海プレート(岩板)が陸のプレートに潜り込む場所で起きるプレート境界地震。

ここで発生する日向灘地震は歴史的に見て、大きなプレート間地震とひとまわり小さいプレート間地震の2つのパターンに大きく分類できます。

政府の地震調査研究推進本部は、平均発生間隔を規模の大きいM7.6前後プレート間地震の場合は約200年、一回り小さいM7.1前後の小さいプレート間地震の場合は約20~27年とし、小さい方の30年以内の発生確率を70~80%という高い数字で示しています。

山岡教授は「熊本地震によって日向灘地震の発生を促進するような九州南部の地殻変動が起きたとみられ、これが引き金になる可能性もある。日向灘地震は1996年の発生から既に20年近くたち、いつ次が起きてもおかしくない時期だ」と話しています。

スポンサードリンク

南海トラフ地震への影響も

琉球大理学部の木村政昭名誉教授(海洋地質学)は「日向灘沖は南海トラフの西端にあたり、相当なエネルギーがたまっているはずです」と言います。

過去、南海トラフでは複数の地震が連動して起きている事実があります。

すなわち、今回の熊本地震をきっかけに起こるであろう日向灘沖地震が南海トラフ地震と連動する「玉突き大地震」の前兆ではないかと言うのです。

たまりにたまったエネルギーの爆発はいつになるのでしょうか?

熊本地震と南海トラフ大地震については、専門家の間でも意見が割れており、確実な情報はありませんが、防災への準備だけはしておいた方が良さそうです。

 

【関連記事】
熊本地震 今後はどうなる?専門家の最新予測は?

 

 - news , , , ,